年越しワイン

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新潟の実家で両親と、姉家族とぎやかな年越しを過ごしました。
写真は、義兄が持ってきてくれた超貴重なワイン。
なんと、1969年=とおちゃんの誕生年 に造られたワインです。

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メインの料理は、蟹!とお刺身の盛り合わせ。
食べるのに夢中で、写真は残った蟹の身をほぐしてお皿に入れた写真のみ。
やっぱり新潟の海の幸は最高です。

紅白歌合戦は、話してばかりで歌に聴きほれることはなく終わってしまい、
あっという間に年越しそばを食べ、
あけましておめでとう、を交し合ってから寝ました。
子供達のおかげで、にぎやかで楽しい年越しでした。

懐かしい写真

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今日はとおちゃんのラップトップを借りてブログの更新をしています。
何かブログに載せる写真はないかなあ、と探して唯一見つかったのがこの写真。

ピアスはポテトが大好きで、
私の横でじーっとポテトを眺めていて、Not yours (ピアスのじゃないよ)と言われている、の図です。

実は今、アンカレッジ空港にいます。
ロスアンゼルス経由で、日本へ年末年始帰れることになりました。
新潟の実家でほとんどを過ごす予定ですが、
東京方面に版画の道具や、和紙を買いにでかけようかな、とも考えています。
版画の作品を見れる機会が少しでも多くあればなあ、とも思っていますが、
東京では人の多さで参ってしまうことが多いので、
どこまで頑張れるかな。。。

未完成の版画

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シャチ(Orca)の親子とケルプ(海藻)をテーマにしたまだ未完成の版画です。
この版画に取りかかっていたのは、今年の3月。
東北大震災が起こり、
自分の気持ちが完全にアートに向いていないときに作成し始め、
授業の課題としては完成品として出した物の、まだ納得のいっていない作品です。

多分、お母さんシャチの黒の部分がべたっと黒なのが違和感があるんだと思いますが、
あの時の自分の心が、アートに現れていると思います。
自分はアートをしていていいのか、と考えていた気持ち。
毎日、涙を流すことしかできていない自分の無力さを感じていた気持ち。

2011年は、多くの人にとって、大きな悲しみや絶望を感じた年だったと思います。
まだまだ、被災者の方々の心は、私には計り知れない悲しみに満たされているでしょう。
来年は、多くの人にとって、やさしい、心穏やかな一年になることを、心から願ってやみません。

来年こそ、このシャチの親子の版画も完成させてあげたいな、と思います。

リンクスが化けた物は

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今日のクリスマスパーティーでのプレゼント交換、
俗にチャイニーズオークションとも呼ぶのですが、
番号くじを引いて、番号の順番にみんなが持ち寄ったプレゼントの中からプレゼントを選んで行って、
自分の順番になったときに、他の人が既に開けたプレゼントを欲しいと思ったら、
1つのプレゼントにつき2回まで盗むことができる、というプレゼント交換。

私の持って行ったリンクスは、ジョンが一番最初に選んで、
それをポールが盗んで、さらにそれをポールから盗んだメアリーが貰い手になりました。
メアリーは、私のクラスメートのクララのお母さん。
今日初めてあったのですが、とっても暖かくて素敵なお母さんで、
もらってもらえて嬉しかったです。

そして、私は16人中11番目で、5人目くらいで誰かが選んだ物に目がギラギラ。
欲しくて欲しくて、たまらないものが!
自分の番が回って来たときに、すかさずさささっと盗みに行ったのが、写真のHoney=蜂蜜です。

エドさんという70歳くらいのおじさんが、自分で集めた蜂蜜です。
もう15年以上も蜂蜜を集めているそうです。
見た目の色は、まさに黄金色。スーパーで売っている茶色の蜂蜜とは色も違えば、味も全然!違います。
アンが蜂蜜を集めていた頃、その蜂蜜に惚れ込んだ私。
それ以来、毎年蜂蜜の時期になると地元産の蜂蜜を買っています。
自分の版画がこんな美味しい蜂蜜に化けるなんて、なんて嬉しいんでしょう。

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日本は今日はクリスマスイブですね。
皆さん、楽しいクリスマスをお過ごしください。Merry Christmas!

Lynx + Wild Cat

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アラスカのヤマネコ、Lynx (リンクス)をモデルにした、今年の春に完成した木版画です。
画の大きさは16x13cm、2色、3色、4色刷りを、それぞれ赤、青、緑で色々試して刷ってみました。
リンクスの本当の色は灰色っぽいのですが、
リンクスを見るのはだいたい夜で、真っ暗な中で見たことしかなかった時だったので、
(今年の夏、ばっちりリンクスをみることが出来ました!)
本物の色とは少し違った色で、リンクスのWildさを出せたら、と思って色んないろで試してみました。

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上の写真とこれは2度刷り、2色使いです。

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これは3度刷り、3色使いのリンクスで、題名はWild Cat。
この版画も、青、赤、緑とそれぞれ何枚かずつ作りました。

一番上の額に入っているリンクスは、明日のクリスマスパーティーでプレゼントになります。
最近、クリスマスでのプレゼント交換には、自分の版画を持って行くことにしています。
プレゼントを選ぶのが苦手なのですが、
どの版画を持って行こうか決めるのは早い気がします。

版画には、大げさに聞こえるかもしれないですが、一枚一枚に心を込めて刷っているので、
あげるとき、売るとき、いつも、いってらっしゃい、という気持ちになります。

Flying Squirrel (モモンガ)

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空を滑空するのでおなじみのモモンガ、英語でFlying Squirrelといいます。
うちでは、通称ももちゃん。
夜行性(のはず)なので、こちらに長く住んでいる人でも見たことない人は沢山いるのですが、
木に囲まれて住んでいる人で、鳥の餌台がある家の人は見るチャンスが多いです。
というのも、アラスカでよく見かける赤リスと同じくらいの数がいると言われています。

ももちゃんがうちに訪れるのは、通常は暗くなってからです。
なので、写真を撮るのが難しくて、まともな写真がありません。
いつか、穴からヒョコっと覗いているモモンガの写真が撮れたらなあ、と思って、
穴のあいている木を見つけるとコンコンとたたいてみたり、覗いたりしますが、
まだ穴から覗くももちゃんは見たことはありません。

一昨年の6月に、日中、明るい時に現れたももちゃん。
これはチャンス、と写真を撮りましたが、明るい中でみると違う動物みたいです。

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お目当てのピーナッツバターにむしゃぶりつく、の図。

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お水をピシャピシャと飲む、の図。

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あ、手にお水がついちゃった、と、なめるの図。

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お腹いっぱい、と満足して白樺の木をタタタッと駆け上がっていく、の図。
おしりがかわいい。

モモンガの滑空を写真に撮れたのは、今の所は一番上の写真だけですが、
実際には何度も滑空を目にしています。
皮膜を縮めたり、のばしたりしながら、バランスをとって飛んでいる姿は、すごくかわいいです。

初めてモモンガを見たのは、水なしキャビンに住んでいる学生の時でした。
そのキャビンでの生活についてはまた後日。

もも

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最近毎日やってきます。
今朝は5時にやってきて、起こされました。

今も、外壁をガサゴソと動く音がします。
きっと必死にしがみついているんだろうなあ、と思って、脅かさないようにじーっと餌台の前で待っているのですが、
なかなかやってこない。
きっと外ではこんな感じです。

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数年前に真っ昼間から現れた時に撮った写真です。

UAFスキートレイル

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今日はとおちゃんの昼休みに合わせてとおちゃんの職場で待ち合わせをし、
UAF(University of Alaska Fairbanks:アラスカ大学フェアバンクス校の略)のスキートレイルで
スケートスキーをしてきました。

UAFのキャンパスの北側には、広大な大学の敷地があって、
森の中に散歩道(トレイル)が迷路のようにめぐらしてあります。
森の中のトレイルは、夏は散歩やランニングやマウンテンバイクで楽しめ、
冬はクロスカントリースキーが楽しめるようになっています。
大きな湖もあって、湖の上は真っ平らで格好のスキー練習場です。

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今日の気温はマイナス5度くらい。まだ暖かい気温が続いています。
暖かい時は、スキーの滑りがいいので、スケートスキーがいい!と張り切ってスケートスキーをしました。
スケートスキーというのは、クロスカントリースキーよりも少し短くて板が硬く、
滑る体勢は、アイススケートをするような感じでV字に板を開いて前に進んで行きます。

余裕でスイスイと滑るとおちゃん。すぐにゼェゼェと息のあがる私。
水泳に例えると、スケートスキーはクロール、クロスカントリースキーは平泳ぎです。
私は水泳では断然平泳ぎの方が得意です。
ピアスをつないでスキーをするときは、スケートスキーで引っ張ってもらうことが多かったので、
ピアスの力を借りずにスケートスキーをすると、あまりの自分の遅さに我ながらびっくりします。
ピアスがやる気があって早いときは時速20キロくらい出ていたんじゃないかな、と思います。

初めての試みで動画のリンクを挿入してみようと思います。ピアスとのスキーの思いで動画その1。
http://youtu.be/D0PfXh4s1Zw

前をスケートスキーでいくとおちゃんを必死に追いかける(私につながっている)ピアス。
私の声がうるさいので、音量は小音で。
(リンクはYouTubeへつながります。)

私の(ひそかな)目標は、スケートスキーを1時間、へっちゃらな顔で出来るようになること、です。
今の時点では、20分休みを入れずに滑れるようにならねば!というレベルです。

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とおちゃんの働いているオフィスからトレイルの入り口までは、なんと徒歩1分!
職場の一階には、スキーや洋服などをしまえるロッカーまで整備されていて、
汗をかいても大丈夫なようにシャワーまであるし、
スキー好きなとおちゃんにとって、この上ない環境にある職場だと、改めて実感しました。

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午後1時半でもう夕焼けです。冬至はもうすぐですね。

Snow Machine (スノーマシーン)

YumiMachine.jpgphoto by Tohru

アラスカではSnow Mobile(スノーモービル)のことをスノーマシーンと呼ぶ人が多いです。
私たちはスノーマシーンを持っていないのですが、
スノーマシーンを2台持っているダンが、私たち夫婦をスノーマシーントリップに誘ってくれました。

朝のうちの外の気温はマイナス5度で、ものすごく暖かく、
風を受けて走るスノーマシーン日和!と思って出かけました。
チャタニカ川と石油が送られているパイプライン沿いに、片道40キロちょっと、
スノーマシーンが走れるように雪が圧雪されてトレイルになっています。
行きはダンととおちゃんが、帰りは私ととおちゃんがスノーマシーンに乗って走りました。

スノーマシーンが快適に走れるように圧雪してくれるのは、チャタニカロッジのおじさんです。
ほとんど趣味で、圧雪してくれてるそうです。

うちの周りは暖かかったのに、チャタニカ川の側はマイナス20度以下で寒く、
顔の出ている部分はすぐにひりひりしてきました。
私は慣れていないので、だいたい時速25キロくらいで走りました。
上り坂は途中で止まるとあがれなくなる、と聞くだけで緊張し、
途中の氷の上も浮いているような動きに緊張し、
最初の方は緊張してばかりでしたが、
途中慣れて来て、風を感じる余裕も出てきました。
YumiMachine02.jpg photo by Tohru

スノーマシーンに乗る度に思いを馳せるのは犬ぞりです。
スノーマシーンはどうしても大きな音と排気ガスの匂いがあります。
犬ぞりは、犬の息づかいと足音だけ。
いつか色んな意味で余裕ができたときに、犬を4頭くらい飼って犬ぞりの旅ができたらな、
なぁんて思ったりもしました。

途中に見つけた凍った池の上の羽毛のような霜の写真。
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すっかり日が短くなったフェアバンクスでの午後2時の夕焼けの写真。
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この夕焼けを見ながら飲んだ紅茶が、冷えた体にしみわたってとても美味しかったです。
私たち二人に貴重な体験をさせてくれたダンに感謝!です。

雷鳥と記念撮影

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私たちがキャンプをした側の雪の固まりの上で堂々とした出で立ちでいた雷鳥のオス。
5月初め、冬の間真っ白だった羽毛は少しずつ茶色くなってくる頃、
子育ての始まるまえの陣取り合戦が始まります。
陣地を守るべく、このオスの雷鳥、で〜んと構えています。

そんな雷鳥くんと遊ぶ私たち夫婦。
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ちょっと迷惑そうな雷鳥くん。
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彼が守ろうとしている陣地からの景色は、こんな景色です。
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写真中央の少し右下にいるピアスととおちゃんが分かるでしょうか?

Ptarmigan (雷鳥)

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アラスカの州の鳥は、Willow Ptarmigan (ヌマライチョウ)です。
アラスカには雷鳥の仲間は7種類いますが、その中で冬に真っ白になるのは3種類。
その中でも、一番頻繁に目にするのが、Willow Ptarmiganです。
写真の中に何羽いるか、分かりますか?

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この間、タナナ川へ散歩に行ったときに真っ白な雷鳥を見ました。
スーパーの駐車場にいたり、うちの近くの木にとまっていたりもします。
真っ白で、フワフワで、とっても可愛い雷鳥です。
雪の中にいると、動かない限り見落としてしまうくらいカモフラージュされています。

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小さい写真しか載せられないのが残念ですが、
この写真の中にもたくさんの雷鳥が写っています。

春先の子育て準備をしている雷鳥は、自分の陣地確保のために、
かなり近づいても動こうとしません。
そんな雷鳥との記念撮影の様子は、また明日のブログに載せたいと思います。

オーナメント

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クリスマスツリーに飾ってあるオーナメントの中で、唯一自分で作ったオーナメントがこれです。
白樺の樹皮で出来ています。
1年ちょっと前に、白樺の樹皮でカゴを作るワークショップに参加したときに、
作り方を教えてもらいました。
たくさん作ったのですが、友達にあげたりして手元に残っていたのがこの一つだけ。
白樺の樹皮は、外は白いのですが、内側は光沢のあるキャラメル色で、
年が経つにつれて味わいがでてくるそうなので、楽しみです。

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これはアンのフェルトで、ハスキー(犬)のイアリングをオーナメントとして飾りました。
水色の羊毛を見つけたら、目をピアスの目の色にしようと思ってます。

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日本で一人暮らしを始めた頃に買ったオーナメントの一つ。
もう20年くらい持っていることになります!ひょっ!

私の大好きなトトロのキャラクターの一つ、まっくろくろすけもいます。
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それにしても、日照時間が短くなりました。
今日の日の出は 10:50 AM 日の入り:2:41 PM  日照時間は3時間50分です。
窓際に置いてあるワタスゲ畑の中のピアスが、今日は長い間ピンク色に染まっていました。
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クリスマスツリー

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我が家で初めて、クリスマスツリーを飾りました。
高さ2メートルくらいある、立派なクリスマスツリーです。
今年の春に引っ越したHさんからの頂き物です。

アラスカ住民は、一年に一本、州の土地からクリスマスツリー用にトウヒの木を切っていいことになっています。
何度かクリスマスツリー用に木を切ろうと試みたのですが、
なかなかいい形の木が見つからないし、
木のヤニが気になったりもして、
とおちゃんが外の木に電飾をつけるだけで終わっていました。
この貰い物のツリーは優れもので、あらかじめ電飾が奇麗に木に絡めてあります。
木の枝の形も自由に整えられて、あっというまに立派なツリーが完成しました。

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オーナメントは、この間買ったアンのフェルト動物の他に、
私が大学の頃から持ち歩いている木のオーナメントのセットや、
色々な人からもらったキーホルダーなんかも飾りました。
なぜかトップには、トナカイのぬいぐるみ(とおちゃんがどうしても飾ると言ってきかなかった)。
10年前の年末に、初めて母がアラスカに来たときに買ってくれたサンタさんのオーナメントも、
やっとツリーに飾ることができました。

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これから、手作りのオーナメントを少しずつ増やしていきたいなあと思っています。

タナナ川

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あまりいい写真がないのですが、フェアバンクスの郊外の方の空からの写真で、
流れている川は、昨日書いた日記で出て来たタナナ川です。
フェアバンクスの南東、カナダの国境近くから北西に流れフェアバンクスの町を通り、
ユーコン川に流れ出て、ベーリング海にいずれ続く川です。
昔、まだフェアバンクスまでの道路がなかったころ、
タナナ川は移動するのに重要な水路でした。

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冬になると、川の大部分は、表面が凍って雪が積もり、
その上をスキーで散歩することができます。

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今の時期の、ピンク色と薄い藍色の空に出る満月の月の出の直後は、
何とも言えないクリーム色のお月様です。

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次の満月を見る頃は、年が変わって2012年になるんですね。

月夜の散歩

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一版一色刷りの木版画、Moonlit Walk (月夜の散歩)です。
今学期の一番初めに制作した木版画です。
タナナ川を散歩した思い出を、頭の中でイメージにして作りました。

彫刻刀の研ぎ方が下手だったので(今はだいぶうまくなりました)、
彫りたくないところを彫ってしまったりした作品だったので、
一枚10ドルで版画セールで売ったところ、
思いのほか沢山の人が買ってくれて、テーブルに並べた分全部が売れました。
手前にムースの親子、キツネ、ヤマアラシ、フクロウがいるの、分かりますか?

今日は、昨日が満月だったので月が見れるかな、と思いながらタナナ川に散歩に行きましたが、あいにくの曇り空。
でも、タナナ川に行ったのは久しぶりだったので、気持ちよく、楽しい散歩でした。
ここ数日、異常な暖かさで、マイナス2度くらいです。
外の冷凍庫の電源をつけないと行けない暖かさがもう一週間くらい続いています。

フェルティングアーティスト アン

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アンと出会ったのは、もうかれこれ9年前以上になります。
昨日の版画セールに来て、私のクマの版画とパフィンの版画を買ってくれたアンが、
フェルトを始めて、土曜日にセールをする、と聞いたので、
早速今日見に行ってきました。

実は、フェルト細工にはすごく興味があって、
フェルティングニードルは買ってあるし、フェルト動物の作り方の本まで買ってある私。
わくわくしながら、アンがセールをしているところへ行くと、いるいる!かわいいフェルトの動物たち。

羊毛と、アルパカの毛を使って、鳥や動物の小さな人形や、
スカーフやハンドバッグを作って売っていました。

私が学生の時アルバイトしていた図書館で、司書として働いていたアン。
犬ぞりを趣味でしていて、犬を8匹くらい飼っていて、
アンがどこかへ出かけているときに、その犬ぞりの世話と留守番を頼まれたことがありました。
犬ぞり犬が、綱をつなげて散歩するには強すぎるということを知らなかった私は、
散歩に出かけて、あやうく引きずられそうになったりもしたのを思い出しました。

アンは手先が器用で、柳の枝を使ったカゴに鹿の角の取っ手をつけたカゴを作ったり、
白樺の樹皮で出来たカゴを作ったり、
蜂を飼って自分で蜂蜜を集めて売ったり。

いつ会っても、自然の恵みをうまく利用して、趣味を仕事にしているアンは、
私のあこがれでもあります。

アンの作った小鳥のオーナメントを3つと、じゃこう牛の人形と、犬のピアスを買いました。
どれもこれも、羊毛でできていて、フワフワで、表情もあってかわいい!

今年は我が家で初めて、クリスマスツリーを家の中に飾ろうかと今日話していたので、
かわいいオーナメントが増えてうれしいです。

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Print Sale

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今日は、学期末のプリントセール(版画セール)でした。
今回は私にとって、3回目の版画セール。
どのくらい売れるか、数日前からドキドキしていましたが、
今日は、本当に自分でびっくりしてしまうくらい売れました!

合計で48枚の版画が、下は$10〜上は$180 の値段の範囲で売れました!!
明日はシャンパンを買って乾杯しなくては。

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今日のプリントセールの様子です。
左手前に写っている、ハンドルのついているのが、よく使っている版画用プレスです。

今日、わざわざ見に来てくださった方々、本当にありがとうございます。
自分の作品をお金を出して買ってくれることは、もちろんとってもとっても嬉しいことですが、
作品のことを、いいね、と褒めてくれる言葉が、本当に嬉しいのです。
今日のセールで、これからも版画を続けて行っていいのかな、と、少し自信が持てました。

週末はゆっくりとして、また月曜日から頑張ります。

Puffin Family

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パフィン(ツノメドリ)の家族をイメージして作った版画、Puffin Family です。
今年の5月の甥っ子の誕生日にプレゼントするために作りました。
画の大きさは30cmx20cm、一版6度刷り、使用した版はGOMUBAN、そう、ゴム版です。
クラスメイトも先生も、誰もちゃんと発音できない、日本製の緑と青色のゴム版です。

姉の家族は4人家族なので、一人一人を、それぞれのパフィンにイメージを反映させました。
(といっても、本人たちもきっと分からないでしょうけれど)。
このパフィンの版画は、前回の版画セール(5月)には間に合わなかったので、
明日の版画セールで初めて売りに出します。
実はまだ出来上がっていない状態で、できたらほしい、といって買ってくれた方がいました。
明日も買ってくれる人がいるといいなぁ。

今日は一日中、まだサインしていない版画にサインしたり、番号付けしたり、値段を決めたりしました。
値段付けが一番頭を悩ませて時間がかかります。まだまだ値段付けは勉強中です。

今回が、私にとって3度目になる版画セール、
私の作品を気に入って買ってくれる人が1人でも多くいるといいなと思っています。


Smile Pierce

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画の大きさ10cmx12cmの小さなドライポイント、Smile Pierce です。
ピアスが旅立った前日にできあがった版画です。

木版画は色を載せないところを彫る技法(凸版)ですが、
ドライポイントは、凹版技法の一つで、銅版画などに用いられる腐蝕液などを使いません。
とにかく、とがった針で色をつけたいところを削って行きます。
色を載せたいところを削ってインクを載せて、強い圧力をかけてインクを押し出して色を付けるのです。

Smile Pierceは、家にあったアクリル板を使いました。
アクリル板を針で削って行くのは、力が必要で手が痛かったですが、
ピアスに元気になってほしい、と願いを込めて作りました。

集合写真を撮る時、ハイチーズ、の瞬間に目をつむってしまう人が必ずいましたよね。
こちらで写真を撮るときに、Smile(スマーイル)といいながら撮ることがあるので、
そんなイメージで題名をつけました。

ピアスは、笑顔のバリエーションが沢山あるので、
いろんな笑顔をこれから形にしていけたらと思ってます。

Smily Caribou

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今年の5月に母が遊びに来てくれたときに、
うちから車で2時間のところにあるEagle Summitという場所で出会ったCaribou(カリブー:トナカイ)。
仲間とはぐれたのか、なぜか一人ぼっちで寂しかったのでしょうか。
好奇心旺盛なカリブーを惹き付ける技を持っているとおちゃんがカリブーに手を振ると、
私たちに興味を持ってくれて、どんどん近づいてきました。
近い時で10m以内。

自然の中で、野生動物とこんなにゆっくりと見つめ合えるのは本当に珍しいことです。
しかも、家に帰って写真を見てみると、笑ってる!
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ルース氷河

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ルース氷河は、マッキンリー山南東を起点に流れ出ている山岳氷河です。
ドン-シェルドンというブッシュパイロットが、
ルース氷河の一角の大きな岩の上に、1966年に友人と一緒に小屋を建てました。

と書くと、簡単なように聞こえるかもしれませんが、なんといっても巨大な氷河の始まるところにある場所、
一番近い町タルキートナからセスナで40分。
資材を飛行機にくくりつけては何度も往復して、小屋を完成させたそうです。
水道も電気もありませんが、小屋の中には薪ストーブがあり、
少ない薪で小屋の中は暖かくなります。

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写真家、星野道夫さんが1992年に始めた、子供たちのアラスカキャンプ。
http://www.aurora-club.com/
私がオーロラクラブのアラスカキャンプに初めて通訳として参加したのは2007年3月でした。
2007年は快晴でしたが、降雪がしばらくなくて着陸が難しいということでルース氷河には入れませんでしたが、
2008年通訳として2度目の参加で、快晴の中、雪上スキーのついたセスナでルース氷河に降り立ちました。

最初の数日は快晴。
絶景の中クロスカントリースキーを楽しんだり、
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Michio's Rockと呼ばれる岩を登って氷河とアラスカ山脈を見渡し、
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朝焼けに染まるマッキンリーにため息をつき、
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夜にはオーロラと満点の星にみとれる数日間でした。
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こんなにいいこと続きでは、何かあるのではという予感はぴったりと当たってしまい、
4日目から天候が崩れ、吹雪が数日続き、
迎えに来てくれるはずのセスナが悪天候で飛べないため、私たちは氷河の上で閉じ込められる形になりました。
吹雪の日は、テントで寝る以外はひたすら小屋の中で待機。

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少しでも風がおさまると、セスナが迎えに来てくれた時に無事に着陸できるように、
みんなで必死に滑走路になる部分をスキーで踏み固めました。
踏み固める、といっても、ルース氷河に降り積もる雪はフワフワで、
その上をスキーで歩くと、まるで雲の上を歩いているようでした。
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最後の数日間は、いかに少なくなってきた食料をみんなで分け合うかが課題になってきましたが、
思い出せるのは、笑って過ごした時間だけ。
スニッカーズを12等分して食べたなあ、とか、何年ものか分からない安ラーメンも美味しかったな、とか。

雪と氷と岩に囲まれた、有機物の気配のない、無機質な環境でのキャンプ。
悪天候による、一週間の延泊で、合計11泊するという大変な年ではありましたが、
氷河で長く時間を過ごしたおかげで、
全くの無機質に見える氷河が、実はたくさんの命の源であるということを深く考えました。

氷河はその名の通り、氷の河。降り積もった雪が時間をかけて圧縮されて氷となり、
標高の高いところから、その氷と雪は押し流され、山肌を削り、
末端で崩れ落ち、川を流れて、あるいは直接海に流れ出る。
氷河に含まれるミネラルを求めてプランクトンが集まり、
そのプランクトンを食べて魚が生き、魚が他の動物たちを支えている。
海鳥や熊は魚を森へ運び、魚の死体から栄養分は森へと還元される。
大切な命のバトンタッチが、氷河で始まっているんですね。

そして、
大変な状況の中も笑顔で支え合えた楽しい参加者たちと過ごしたルース氷河での経験は、
私にとって、大きな宝物です。

最終日の夜、トイレで目が覚めて外に出たときに、空にオーロラがブレイクしているのを見た時の感動、
今でもはっきり覚えています。(そして、大声で叫んで参加者のみんなを起こしたことも)
1週間続いた、吹雪ー雪ー曇り空の終わりが、オーロラで締めくくられるなんて。
そして、迎えた朝の、朝日の上る前の青さが、美しかった。
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アラスカに長く住む人でも知らない人の多い、ルース氷河にあるドンシェルドン小屋。
これからも訪れる人にたくさんの感動を与え続けてくれるであろう、特別な場所です。
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笑顔の玉手箱

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日本から、私の気持ちを ぱっ! と明るくする小包が届きました。
名付けて、笑顔の玉手箱。
日本のお菓子(どれも私好み)と、美味しそうな千葉県産の落花生、
そして、かわいいキッチン用品や、聞いたことのない豆腐の味噌漬け、など。
たくさんの貴重な日本のものを送ってくれたのは、
2008年のオーロラクラブの氷河キャンプで一緒だったブチを始めとしたキャンプ参加者の子たちです。

私は通訳として、キャンプに参加しました。
オーロラクラブの氷河でのキャンプについては、後日改めて紹介します。
2008年のキャンプは、数日の快晴の後、天候が悪化して、
なんと、4泊の予定が11泊も氷河でキャンプをすることになったのです。

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その時のメンバー全員のメッセージを、何ヶ月もかけて集めてくれたブチ、本当にありがとう。
Tシャツに書かれたメッセージを読むと、
みんなそれぞれ、日本の色んな場所で、まったく違う道を歩んでいるけれど、
ルース氷河で過ごした11日間が、みんなをつないでいるんだな、と、
出会えたことに感謝!といういくちゃんの言葉が、本当にピッタリ来るね、と、
ありがとうでいっぱいです。

そして、ブライアンがMichio's Rockの上から撮ってくれた写真の中の私の笑顔を見て、
岩を登って氷河を見渡した時の壮快な気持ちが、新鮮によみがえってきました。

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明日はルース氷河について書きます。

early spring (木版画)

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11月16日のエントリー(http://piercealaska.blog.fc2.com/blog-entry-14.html)で紹介した
銅版画のチカディのデザインを、木版画で新たに制作した early spring (早春)です。
画の大きさ18.5x22.5cm、一版6度刷りの版画です。

少し、目が ”およっ”とした感じになってしまいましたが、
写真では分かりづらいですが、銅版画とはまた違った立体感がでたような気がします。

ここ数日のフェアバンクスはとても暖かく、今の外の気温はなんと!プラスの1.6度です!
外を歩いていると、まるで日本の冬のようです。
そとの冷凍庫の電源をそろそろ入れなくてはいけません(普段は冬中、外は天然冷凍庫なのです)
明日から明後日にかけて、雨が降るかもしれない、なんて恐ろしい噂もちらほら。
1年前の悪夢が再び、ということがないように願いたいです。

来週の金曜日、大学でPrint Saleといって、版画を売る機会があります。
自分で、自分の版画の値段を決めて行く訳ですが、版画の値段付けにはいつも頭を悩ませています。

最後におまけの写真。
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モンティがチカディを狙うの図、を撮りたかったのですが、
どうしてもカメラ目線のモンティでした。

Student Art Show

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版画部門でBestに選ばれたのは、Collecting Birch Sap (仮題) でした。
提出のその日の朝に出来上がった、
ピアスと私が一緒にデザインに入っている作品がBestに選ばれたことは、
心から嬉しかったです。

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そして、Honorable mention(佳作)に選ばれたのは、
Bear-berry です。
この作品は、前回の展示会で没にされた作品でした。
額装を変えて、今回、審査員は違う人だったので、もう一度トライしたのです。
立派に飾ってもらえてて、作品が喜んでいるようにに見えました。

HarebellShow.jpg
廊下に飾られたのが、Hare-bellで、合計3点が選出されました。
Hare-bellの下に飾ってある絵は、クラスメイトのKlaraの描いたブルーベリーです。
ツンドラに関連した作品で、色も似た色使いで、
こうやって上下に飾られることで、作品がよりよく見える気がします。

Student Art Showといっても、油絵、水彩画、アクリル画、彫刻、陶芸、Native Art、コンピューターグラフィック、版画、などなど、色々な部門の作品があって、とても興味深い作品、すごいなぁ、と唸ってしまう作品がたくさんありました。
私が一番すごい、と思ったのは、スプーンをつなげて作ったカニです。

大学にある小さなギャラリーですが、きれいにライティングされて、名札までつけられて、
作品一つ一つが丁寧に見てもらえる空間に飾られている作品たちは、
みんな誇らしげに見えました。
Gallary.jpg

all photos by Tohru

受賞 (Awarded)

Best.jpg

今日、版画の授業に行くと先生が、
”Student Art Showで、由美の作品が2つ受賞したよ”と教えてくれました。

えっ!?受賞!?2つも!?でもなんでもう分かっているの?
というのも、展示会のオープニングは今日だとばかり思っていたのです。
予定が変更になって、オープニングが昨日になったことを知らなかったのです。

版画部門で、1番(Best)と佳作(honorable mention:2番)を受賞しました。
版画部門での全体の提出が少なかったことも幸いしての、2つの賞の受賞ですが、
Bestを取ったのは初めてのことなので、嬉しかったです。
どの作品が受賞したのかについたは、また明日載せますね。

Honorable.jpg

写真は、受賞した証明書です。
さすがアメリカ、証印(Seal)の代わりに、アザラシ(Seal)をかけた賞状です。
Profile

dogwood studio

Author:dogwood studio
2001年9月からアラスカ、フェアバンクスに住み始めました。アラスカ大学で野生生物学を学び、フィールドワークやネイチャーガイドをしていましたが、今はもっぱら版画制作と写真撮影と自然の恵みを得ることに没頭しています。絵本を作るのが夢です。

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