クリーム色の満月

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毎年この時期になると気になるのが満月です。
満月になるタイミングと、日の入りと月の出のタイミングを見ながら、
今度の満月はきっときれいなはず、と、ずっと楽しみにしていました。
ところが、朝起きると、フェアバンクスは曇天。
インターネットで南に行くと晴れていそうだったので、満月を見に行くぞドライブ、に出かけてきました。
トップの写真は、まだ明るい空に出始めたばかりの月です。

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空がどんどんとピンク色に染まって行き、月は明るさを増して行きます。
日の入り後のマジックアワーの月は、
ピンクから青紫の奇麗なグラデーョンの夕焼け空に出るとき暖かなクリーム色でとてもきれいです。
日本にいる時も、月が好きで、窓からぼーっと月を眺めることはありましたが、
考えて見たら、日本に住んでいた時は月の出を見た事はあまりない気がします。
満月の明るい月を見ていると、月がとても近くにあるように感じますね。

American Three-toed Woodpecker アメリカミユビゲラ

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庭の木をコンコンと突つく音がして、キツツキがいるな、と思っていると、
突つく音がどんどんと近づいて、大きくなってる、と思ったら、
家の外壁を突つかれていました。
頭の赤いHairy Woodpecker(セジロアカゲラ)や Downy Woodpecker(セジロコゲラ)はよく見るのですが、
あまり見る事のない黄色の頭のキツツキの一つ、American Three-toed Woodpecker=アメリカミユビゲラでした。
追い払おうとする心と、写真を撮らなくては?という心の葛藤が一瞬あったものの、
やはりカメラを取りに行って戻って来ると、かなり必死に一カ所を突つき始めました。

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家の外壁が!

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追い払おうにも、殆どの窓が凍り付いて開かず、
唯一開いた鳥の餌台を付けている窓から棒でつついて追い払おうとするも、長さが足りなくて届かず。
”フフフフン”というしたり顔のキツツキ。

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春に設置したフクロウ用の巣箱は、今年は結局フクロウに使われることはありませんでしたが、
入り口に羽毛のようなものが付いていたので中を調べてみると、キツツキの羽がいくつか入っていました。
キツツキが木を突ついて出来た穴は、アメリカコガラが丸まって寝たり、小鳥が巣をに使ったり、
キツツキが巣穴の為に作った大きな穴は、キツツキ以外のフクロウやモモンガの巣になったりと、
キツツキの木を突つく音は、命豊かな森を想像させてくれるので好きなのですが、
家を突ついて破壊するのは許せません。
追い払っても何度となく戻って来る、怖いもの知らずのキツツキくんとの追いかけっこがしばらく続きそうです。

ダイヤモンドダスト Diamond Dust

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ここ数日、街中では朝晩の冷え込みはマイナス20度になります。
うちは丘の上にあるので、街中よりは温度が高いですが、マイナス15度くらいまで下がります。
天気は良く、毎日のように奇麗な朝焼けで始まり、
青空快晴の中、木々の霧氷がキラキラ輝き、きれいな夕焼けが長い時間空を染めてくれます。

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昨日、今日と、ダイヤモンドダストがとっても奇麗でした。

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この前の週末は、快晴で暖かかったので(ー5度くらい)、シーズン初のクロスカントリースキーをしてきました。
ピアスとよくいった、ギルモアトレイル。
人の通っていないトレイルに入ってパウダースノーの上を、フワフワ、スイスイと、
行きは登り坂をゆっくり歩くスキーを楽しんで、
帰りは下り坂をススーッササーッと下って、とっても気持ちよかったです。

パウダースノーが横に飛んでキラキラ光ったり、木に積もった霜がキラキラしていたり。
冬になると、太陽に生かされ、元気をもらっているな、と、つくづく感じます。
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反省中?                      ガッツポーズ

Crow-berry (木版画)

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久しぶりの版画の紹介です。
出来たてホヤホヤの、語呂合わせシリーズ第6弾、Crow-berry (Crow:カラス、Crowberry:ガンコウラン)です。
イメージの大きさ22.5cmx23cm、単版7色刷りの木版画です。
制作過程で何度か失敗しながらも、なんとか形になりました。

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ガンコウラン(Crowberry)の実はカラスのように黒く、
味は淡白でブルーベリーやクランベリーに比べると、人気のない日の目をみない実です。
ごしょっと実がなっている様(写真右)は、まるでカリブーのうん◯が落ちているようです。

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そんなCrowberryをかわいく表現できたら、と思ってベリーの中に隠れキャラを入れました。
私から何も言わなくても気づいてくれる人が果たしているのか?という隠れキャラです。

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6羽のくちばしのついた”カラスベリー”たち、分かるでしょうか?
カラスの真似をして寄り添っている2羽?2粒?のカラスベリーもいます。

外はすっかり雪景色

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雪が降る前に家の庭のことで、
あれもしなくては、これもしなくてはと気持ちだけが慌ただしく過ごし、
結局殆ど思っていた事を片付けることなく、外はすっかり雪に埋もれてしまいました。

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雪が降った後、風がなく、気温も低かったので、
昨日は庭の木々がきれいな雪化粧をしてものすごく奇麗でした。
今日は気温が上がったからか、太陽がさんさんと照っているからか、
トウヒの木には雪が残っているものの、白樺やアスペンの枝の雪はすっかりなくなってしまいました。
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トウヒの木は、クリスマスケーキの砂糖菓子みたいで、とってもかわいいです。

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昨日は朝からムースの親子(トップの写真)が庭に残った野菜やラズベリーなどの低木を食べあらし、
夕方家に帰って来たら玄関の前の凍っているパンジーを食べようとしているムースと鉢合わせ。
驚いて庭の方へ行ったムースは、しばらくしたら庭で座り込んで休憩(反芻)し始めました。
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気づいたら、夕焼けに色づく雪化粧をした木々の枝がとっても奇麗で、
雪っていいなぁ、美しいなぁ、雪の降らない所には住めないかもなぁ、と感じた一日でした。
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これからどんどんと暗く、寒くなっていくフェアバンクスですが、
迎える厳しい冬に負けず、自然の美しさや命の暖かさを探しに出歩いて行きたいと思います。

Great Gray Owl カラフトフクロウ

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ずっとずっと会いたくてたまらなかったフクロウに、先週末やっと!出会えました!
野生の目を持つとおちゃんが、運転をしながらも、
道路から少し離れているところでワサッと飛んだ動きを見逃しませんでした。

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カラフトフクロウは、アラスカに生息するフクロウの中でも最大級で全長60〜80センチ。
羽を広げた時の幅は140センチ以上もあります。
見た目は大きいのですが、実はフワフワの羽毛で大きく見えているだけで、
体重や力はアメリカワシミミズクやシロフクロウの方があるそうです。
カラフトフクロウの平均体重は580~1900グラム。2キロもないんですね〜。

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主食はネズミ。目の周りの丸い円状に配列された羽毛のディスクで集音して、
雪の下のネズミの動きを捉えて捕まえることができるそうです。
前にブログで紹介したアメリカワシミミズクは視覚に頼って狩りをすることが多いそうですが、
カラフトフクロウは聴覚に頼って狩りをします。
どうりで、つぶらな目をしているわけですね。
なんだかとっても穏やかな顔をしているフクロウで、大好きになりました。

10月12日*オーロラ

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10月12日、夜8時過ぎにきれいなオーロラが見れました。
うちは南に面している斜面に建っていて、背の高い白樺、アスペン、トウヒの木々に囲まれているので、
北の空に出ているオーロラは殆ど見れませんが、
今回のオーロラは南や真上に活発に出ていたのでよく見えました。
トップの写真はまだ暗くなりきっていない空に出たオーロラです。

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真上で活発に動いたり、
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天の川みたいになったり、
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炎みたいになったり。

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南の方にオーロラが行って、
上の方がぼんやりと赤く見えたので写真を撮ってみたら赤く写りました。
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そして翌日13日の朝5時、餌がなくなったよ、と言いに来たモモンガに起こされ、
オーロラどうなったかな〜、と外を覗いてみるとパッチーオーロラと呼ばれるオーロラが出ていました。
ぱぱっ、ぱぱっ、シュシュっ、ぱぱぱっ、と、
オーロラの光が出ては消え、出ては消えを、全天で繰り返すオーロラでした。
写真に撮ってみたら、なんとも幻想的な写真になりました。
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朝5時にオーロラを撮りに外に出た私、我ながらがんばりました。
ちなみにこの日は、気温マイナス5度で強めの風が北東から吹いていて、ほっぺたが凍傷になりかけました。
またいいオーロラが出て、眠気と寒さに負けずに写真を撮れた時にはブログにアップしたいと思います。

キツネのシッポ*オーロラ

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会う機会が多いからか、会った時におちゃめな姿を見せてくれる事が多いからか、
最近私の中で株が急上昇中?のキツネくん。
コギツネ達が仲良く遊ぶ姿とは対照的に、大人のキツネはいつも、ひとりぼっちです。
一人でいるからなのか好奇心が旺盛で、すぐに警戒心を解いて色んな表情を見せてくれます。

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9月中旬の北極圏で出会ったキツオくん。目の前で大あくび。

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秋はシッポがフッワフワです。

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0これは9月中旬に母と行った北極圏で見たオーロラです。
こんな風に出るオーロラを、キツネのシッポ=Foxtailとも言うらしいです。
最初は地平線上にボォッーと小さな光の固まりが現れて、
みるみると縦に伸びていって、オーロラの光の線がどんどんと増えて行き、
スローモーションで噴水が出るようなオーロラの出現は、まさにオーロラが生きているように見えました。

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ここ数日、フェアバンクスできれいなオーロラが見えています。
これは10月8日の早い時間、夜9時すぎに見えたオーロラです。(右下の黒い影は我が家です)
気温はぐっと下がって、日中でも氷点下な日が続いています。
フェアバンクスに冬到来、です。

コミミズクとシロフクロウ

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9月中旬の北極圏の旅では、2種類のフクロウに出会えました。
南へ渡る途中だったのか、たくさん見れたのはShort-eared Owl=コミミズク。

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歌舞伎役者の隈取りを思わせるギョロッとして顔つきのフクロウです。
10羽ちょっとが狭い範囲で飛んだり休んだりしていました。

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これは数年前の夏に撮った写真です。
このギョロッとしてキョトンとした顔がなんともかわいくて好きです。

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北極海から南30キロくらいの所にいたのが、この子。
何か分かりますか?

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望遠レンズ500ミリでもこんな小さくしか写らなかったのは、Snowy Owl=シロフクロウです。
シロフクロウは体が白いから目立ちますが、
シロフクロウと同じくらいの大きさの大型のカモメがいるので、
何度かシロフクロウ!と興奮してはカモメでがっかりすること繰り返して、やっと出会えたのがこの子です。

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1年前に買った望遠鏡でクリアなドアップシロフクロウを見る事ができ、大興奮!
望遠鏡にミニデジカメを近づけて写真を撮ってみましたが、ぶれぶれでした。。。

目を閉じていると、そんな間抜けな顔でいいの?というようなノッペラボウ面ですが、
目を開けたときのキリリとした野生のまなざしはしびれるものがあります。
大好きな鳥に出会うたびに、明るい望遠レンズが欲しいなあと思いますが、
きれいな写真は撮れなかったけれど、その分ばっちり心に焼き付けたので、
いつかこの感動を版画で表現できたらいいなあと思います。
それと、シロフクロウがウジャウジャ?いるという噂のある夏のバローにいつか行ってみたいです。
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dogwood studio

Author:dogwood studio
2001年9月からアラスカ、フェアバンクスに住み始めました。アラスカ大学で野生生物学を学び、フィールドワークやネイチャーガイドをしていましたが、今はもっぱら版画制作と写真撮影と自然の恵みを得ることに没頭しています。絵本を作るのが夢です。

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